2021年9月16日木曜日

「思い当たる!~全身の育ち」

 子どもの成長が「敏感期」を背景にして、ぐんぐんと伸びる事は以前にも触れました。

最近、1歳半のお子さんがいるママに、子育てアドバイスをするため、成長を「全身の筋肉」と「手指の筋肉」に分けて、本を参考にしながらまとめていたところ、あるわあるわ、「そうだったなぁ」と思う、子どもの動きが沢山ありました。

1歳~2歳の頃、全身の筋肉の土台づくりが盛んな時期。

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足と腕に力がぐっと入るぶらさがったり、押したり、ママの荷物を運ぶ。

両手と両足を関連させて動く階段や坂道をつかまりながら歩く、物を投げる、足を踏ん張って引っぱる。

バランスをとる歩道の脇の細いところに載る、線の上を歩く。

そして2歳半に向けては、さらに活動の範囲が広がります。

道具を使うボールを蹴る、砂を掘る、ブランコ、滑り台にチャレンジ。

腕の力がアップ鉄棒やジャングルジムにぶら下がる、物を振り回す。

跳躍力高い所からジャンプする、リズムに合わせてスキップ。

動作が大きくなる走る、転がる、三輪車をこぐなど。

そうそうしつこくやっていたな~、懐かしいな~、と感じると同時に、

その頃には「なんで階段を昇りたがるのかな。」「昨日と同じ遊びをずっとしていて大丈夫かな。」と、

疑問に思っていた子どもの動作に、大きな意味があった事を実感しました。

「たくさんの動きを、満足するまで、繰り返すこと。」こうして、子どもは脳に回線を作り、筋肉に記憶させていくのです。

さて。

小学生の子ども達、最近冷めていて、身体を動かすことが、「メンドーくさい、寒いし。」などと、なんだか寂しい言葉を聞くことがあります。

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背中を丸めて、所かまわず、ゲームしている姿は、ゲーム機に遊ばれているようにさえ見えてしまいます。

1歳や2歳の頃、ママを呆れさせながら、何度も繰り返して築いた土台を、

マヒさせないで多いに活かそうよ!脳と身体を育てようよ!

公園で、児童館で、電車で、道端で、背中を丸めてゲームに没頭する小学生を見ながら、

思わずつぶやいてしまう、今日このごろです。

同じように感じているお母さん、いらっしゃいますか?

さくら

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