子どもの成長が「敏感期」を背景にして、ぐんぐんと伸びる事は以前にも触れました。
最近、1歳半のお子さんがいるママに、子育てアドバイスをするため、成長を「全身の筋肉」と「手指の筋肉」に分けて、本を参考にしながらまとめていたところ、あるわあるわ、「そうだったなぁ」と思う、子どもの動きが沢山ありました。
1歳~2歳の頃、全身の筋肉の土台づくりが盛んな時期。
☆足と腕に力がぐっと入る…ぶらさがったり、押したり、ママの荷物を運ぶ。
☆両手と両足を関連させて動く…階段や坂道をつかまりながら歩く、物を投げる、足を踏ん張って引っぱる。
☆バランスをとる…歩道の脇の細いところに載る、線の上を歩く。
そして2歳半に向けては、さらに活動の範囲が広がります。
☆道具を使う…ボールを蹴る、砂を掘る、ブランコ、滑り台にチャレンジ。
☆腕の力がアップ…鉄棒やジャングルジムにぶら下がる、物を振り回す。
☆跳躍力…高い所からジャンプする、リズムに合わせてスキップ。
☆動作が大きくなる…走る、転がる、三輪車をこぐなど。
そうそうしつこくやっていたな~、懐かしいな~、と感じると同時に、
その頃には「なんで階段を昇りたがるのかな。」「昨日と同じ遊びをずっとしていて大丈夫かな。」と、
疑問に思っていた子どもの動作に、大きな意味があった事を実感しました。
「たくさんの動きを、満足するまで、繰り返すこと。」こうして、子どもは脳に回線を作り、筋肉に記憶させていくのです。
さて。
小学生の子ども達、最近冷めていて、身体を動かすことが、「メンドーくさい、寒いし。」などと、なんだか寂しい言葉を聞くことがあります。
背中を丸めて、所かまわず、ゲームしている姿は、ゲーム機に遊ばれているようにさえ見えてしまいます。
1歳や2歳の頃、ママを呆れさせながら、何度も繰り返して築いた土台を、
マヒさせないで多いに活かそうよ!脳と身体を育てようよ!
公園で、児童館で、電車で、道端で、背中を丸めてゲームに没頭する小学生を見ながら、
思わずつぶやいてしまう、今日このごろです。
同じように感じているお母さん、いらっしゃいますか?
さくら
0 件のコメント:
コメントを投稿