モンテッソーリ教育で、知能の発達の基本と言われているのが、「分ける」「集める」「並べる」・・・という活動です。
例えば、小さいお子さんによく見られるのが、とても距離の離れた場所にある、アンパンマンの顔を見つけること。
先日、私がお手伝いをしていた子育てひろばで、1歳の男の子が「指さし確認」!何を指しているか分かりません。
近くまで行ってよく見ると、トーマスの小さな小さな顔がありました。
また、幼稚園の女の子によく見られるのが、「お揃い探し」。小さなシールでも、同じ色でも、本当によく見つけます。
ピンク大好きの時期ともなれば、たくさん雑多にある物の中から、見事にピンクの物だけ抽出したりもします。
「集める」ができるようになると、「分ける」もできるようになります。
色々なお豆が混ざっていても、様々なボタンが混ざっていても、上手に分けて行きます。
もっと簡単な例で言うと、「男はこっち、女はこっち。」とか。
「分ける」が上手にできると、今度は「並べる」です。大きい順、小さい順、子どもは順番づくりが大好き。
例えば、大人の仕事が山積みになっていたとします。
まずは、分類・・・自分でする仕事、誰かに頼む仕事、下調べが必要な仕事など、分けて同じ種類に集めます。
次は、処理する順番に優劣を付けていきます。
納期を考え、負担の大きさ、承認されるまでの時間など、逆算し比較して、まず何にとりかかるべきかプランを立てます。
「自分で考えること」の基本が、こんなにも身近な事から始まっていると思うと、幼児期に目が離せませんよね。
ちなみに、写真の玩具は、手作りの教具です。
百円ショップのビーズ玉と薬のケースで、「分ける」活動が楽しめます。
バラバラにしたビーズ玉を、色ごとに分けていきます。もちろんビーズ遊びへの発展ができます。
折り紙のやっこさんは、大きさを変えて作りました。これをバラバラにして、大きい順や小さい順に並べる、
また、慣れてきたら、バラバラの中から「大きい方から3番目のやっこさんはどれ?」というクイズを出す
楽しみもあります。
たまには、こんなシンプルな玩具で遊びながら、知能の発達を目指してみませんか?
さくら
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