2021年9月8日水曜日

「<赤ちゃん返り>の回想録」

 さて、引越しのさなか見つけたもの・・「虫封じ」と書いたお札。

「<赤ちゃん返り>の回想録」モンテッソーリ,子育て,敏感期,

8年も前のことなのに、そのお札を柱に釘で打ちつけた夜のことは、今でも鮮明に思い出します。釘を打った瞬間、なんとその釘は斜めに刺さり(単に釘打ちが下手だったのネ)、お札からぽろっと床に落ちてしまったのです。

そのとき、私は本当に追い詰められていたので、「ああ、お札さえこの状況を止められないんだー」と妙に落ち込んでしまったのでした。

赤ちゃん返り、その言葉は知っていましたが、実際に自分の子がなってみると、本当にショックを受けるものです。昨日まで普通にしていたことが出来な くなったり、一日中泣いて床にひっくり返っていたり、夜は眠りながら泣いて走り回ったり、そんな自分の子どもを目の当たりにしながら、新生児の世話もす る。

文章で書くと、簡単に思えるかもしれません。でもきっと、こんな思いしているママもいるのではないでしょうか?いらしたら分かって下さると思います。

当時、私の周りには、同じような経験をしている人は、余りいなかったので、「朝、起きて一日が始まると涙が出た。」と言っても、理解はされていなかったかもしれません。

そんな時、実際の生活や事実よりも、「自分を責めてしまう気持ち」、それが何より一番つらかったのです。

「何がいけないんだろう?」「どうしてあげたら良いんだろう?」毎日、毎日、自分を責め続けていました。

そんな時、あるアドバイスを貰いました。うーんと年上の方からです。「親にとっては子どもは二人、でも子どもにとってママは一人なの。だから三人で 上手くバランスを取っていくというのは難しいことで、ママと上の子、ママと下の子、という二本のパイプをそれぞれしっかりつなぐことが大事ですよ。」と。

もちろん、すぐに全てが解決したわけではありません。でも、下の子が寝た少しの時間に、家事を片付けようとしていた意識を変え、上の子と「短いながらも濃厚な時間」を過ごすようにしたことで、少しずつ改善していきました。

「<赤ちゃん返り>の回想録」モンテッソーリ,子育て,敏感期,

もし悩んでいる方に、少しでも役に立つといいな、と書いてみました。

この濃厚な時間に手作りのおもちゃを工夫して、たくさん遊んだことが、今、モンテッソーリ教育に関わろうとしているスタート地点だったかもしれません。

ではでは、また来週!

さくら

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