2021年8月14日土曜日

「タオルしぼり、マナーにも役立ちます」

 こんにちは、さくらです。最近よく降りますね、雨。梅雨の晴れ間もありましたが、今年は春から雨が多いですね。今日も空を見上げてため息をついているお母さんに、家の中でできる活動をご紹介します。

ミニタオルしぼり

これはモンテッソーリ教育の「日常生活の練習」の中に位置づけられる、「しぼる」という活動です。

「日常生活の練習」は、名前そのものが意味を表していますが、子どものやってみたい、試してみたい、上手くなりたい、という好奇心や向上心が芽生える時期に行なう活動で、「しぼる」などの基本動作は、かなり小さい子どもから練習することができます。

ところが、この「しぼる」。小学生が教室を掃除する時に、バケツでゆすいだ雑巾をキュキュッとしぼることができる子どもは大変少ないそうです。

経験のない子どもは、雑巾を両側からつかむだけで落ちる水を見ると満足して、そこから雑巾をひねるところまでは、なかなかできないそうです。

そこで今回は、「しぼる」の活動にチャレンジ!

<お手本の見せ方>

ミニタオルと洗面器と水を準備します。

エプロンをつけます。

洗面器に水を張ったら、(モンテッソーリ教育実施園では、水を注ぐことも活動に入る場合があるでしょう。)ミニタオルをひたし、長方形になるようにたたみます。

「タオルしぼり、マナーにも役立ちます」 コドモンテ モンテッソーリ 食育 子育て
利き手を手前にして下方からミニタオルを持ちます。そして逆の手で同様に下方からミニタオルを持ちます。




「タオルしぼり、マナーにも役立ちます」 コドモンテ モンテッソーリ 食育 子育て

⑤そして、利き手の手の甲を手前に向けるようにして、キュッとひねります。

この時、水のジャーッと落ちる音に注目させましょう。

一度でしぼりきれない場合は、一度ひねった状態からまたのように両手を下方から持ち、のようにひねります。

上手にしぼれたら、子どもにミニタオルを見せ、触らせて、水がたれないかを確認させます。

<発展>

ミニタオルを雑巾に見立てて、ふき掃除をしましょう。上手にできるようになれば、自分がこぼした飲み物などもふけるようになります。

掃除への発展は問題ないでしょうから、ここでは「しつけ」の一環として、遊びながら取り入れて欲しい活動をご紹介します。

~お風呂に入る時に~

家ではお風呂から上がったら、そのままふんわりとバスタオルでくるんで、体の水分をふき取ると思います。

ですが、公共の場所(温泉などの大浴場)では、脱衣場に上がる前に浴室の内側で、手ぬぐいを使って軽く体の水分をふくというマナーがあります。これは脱衣場の床をぬらなさいための配慮です。

自分で体がふけるようになった子どもには、まず手に持っている小さなタオルをキュッとしぼり、体の水分を取ってからもう一度タオルをキュッとしぼり上げて、脱衣場へ上がるようお手本を見せてあげましょう。

温泉などに行ったら、チャンス到来とばかり、わが家でもこれをさんざんやりました。子ども達は、「ママ、テストして!」と、自分なりに精一杯しぼったタオルを渡してきます。

そして私が試しにキュッ!まだまだ水がしぼれるね、とかなんとか・・・

そうこうしている内、半年ごとに残っている水の量は減り、もうほとんど私の出番はなくなりました。

こんな簡単な活動を一つ、ほんの10分間ですが、子どもにとってはお母さんと過ごす珠玉の時間に違いありません。

忙しい毎日の中、子どもと向き合う少しの時間が、お母さんにとっても楽しみの時間になると良いですね。

さくら

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