2021年8月14日土曜日

「重さくらべ、ハンガーを使ったモビールで。」

 こんにちは、久しぶりに梅雨の合間の晴れを楽しめた週末でしたね。今回は、また雨の日に家の中で遊べることをご紹介します。

ハンガーで作るモビール

この「手作りモビール」は、洗濯屋さんで貰ったハンガーの両端に、紐で洗濯バサミを結んだだけ!という、いたってシンプルな構造です。

両端の洗濯バサミに好きな物を挟んで、物干し竿などに掛けると、重いほうに傾くという遊び。まずは、ハサミと鉛筆でやってみると・・・もちろん、大人には当たり前の結果ですが、子どもにとってはわくわくする一瞬です。

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何度か挟む物を換えて行なう内に、子どもが「傾く=重さに関係がある」ことに気づき始めるはずです。

その段階になったら、洗濯バサミに挟む前に、まずは右手と左手の手の平にそれぞれを載せて、目を閉じて軽く上下に動かして重さの違いを比べてみます。そしてモビールで確認してみましょう。

当たったかな?はずれかな?

モンテッソーリ教育の感覚教具の中には、「重量板」が配置されていて、重さの違い(3段階)以外の特徴を排除することで、「重さ」の感覚を洗練させるという活動を行ないます。

この活動を頭に置きつつも、家庭で行なう場合は、子どもと楽しく遊ぶ中で「重さ」の感覚が養えたらいいな、というつもりで良いのではないでしょうか。

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モンテッソーリの感覚教育では、人間の五感をより洗練させる、という活動を行ないます。

その背景には、子どもがちょうど「感覚の敏感期」にあり、「自分の感覚をより研ぎ澄ませたい!」という、子どもの内なる欲求が芽生えた時期に行なう、という前提があります。

感覚の敏感期にある子ども達の例として、同じマークを瞬時に見分ける、お母さんのにおいを嗅ぎ分ける、ざらざらとすべすべを何度も繰り返し触る、などの行動が挙げられます。これらは多くの場合、6歳までの子どもによく見られる行動です。

先日、感覚の敏感期をとうに過ぎた我が子と居た時に、「ほう」と思うことがありました。

それは図書館で本を閲覧していた時のこと。「なんか面白い音がするね、宇宙の音みたい。」と子ども。

「ん????」そう、私には全く聞こえていなかったのです。でも注意を向けてみると・・・やっと聞こえ始めた音がありました。

「ピキ」しばらく間があく・・・「ピキ」かすかなかすかな、蛍光灯が鳴る音。

子どもの感覚は、やはりすごいな、と感じた一瞬でした。大人になると経験が邪魔をして、見えなかったり聞こえなかったりするものが、たくさんあるのかもしれませんね。

では、今週もお母さん、頑張りましょう!

さくら

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