2021年8月14日土曜日

「折る、の練習」

 初めて「折り紙」をやる前に、ぜひやってみたいのが、この活動です。

「折る、の練習」 コドモンテ モンテッソーリ 食育 子育て「折る、の練習」 コドモンテ モンテッソーリ 食育 子育て

私の子育ては、とっくにこの時期を越えてしまいましたが、2歳のお子さんのために、久しぶりに準備してみました。

写真のように、白いガーゼのハンカチに、黒い手縫い用の糸でステッチを入れたものです。

それぞれ、上側は斜めの×、下側は縦横の+になっていて、2種類の折り方ができます。

折り紙では、端がずれると失敗した折り目が付いてしまいます。

それはそれで、独創的な作品になるのですが、このハンカチなら気が済むまで、何度でも練習ができます。

その時、私が気を付けている点は、

最初に手本をやってみせる。それもゆっくり、普段の8倍くらいゆっくりと。

折る前に、折り目になる「ステッチ」を、利き手の人さし指でなぞる。

端と端を合わせたら、利き手の人さし指と中指の2本で、折り目をゆっくりとなぞる。

☆×か+に合わせて、2回折ったら「できたね」と、仕上がった形をよく見せる。

これだけの事ですが、2歳くらいのお子さんは、とても嬉しそうに何度もやってみます。

折った後になぞる時、「アイロンかけようね」というと、張り切って折り目をなぞりますが、

実は折り紙に変わった時に、ここが重要なポイントになってきます。

ハンカチが上手にできたら、ステッチのないハンカチやミニタオルで試してみましょう。

そうすれば、初めて折り紙を手にしても、「折る」のがとても上手にできるはずです。

折り紙は、たった15㎝四方の紙なのに、無限の可能性を秘めていて、素晴らしい玩具だと思います。

余りを裏側に折り込むような工程が不要で、誰にでも簡単で、ハサミを使わず、しかも姿の美しい作品に出会うと、

ため息が出るほど感心してしまいます。

「鶴」や「菊」などは、本当に究極の形ですよね。

新しい作品をご存じの方があれば、ぜひ教えて下さい!

さくら

0 件のコメント:

コメントを投稿