こんにちは、さくらです。ここのところ暑い日が続きますね!
さくらのブログでは、生まれてから6歳くらいまでの間に、次々と現れる「敏感期」の流れに沿わず、家庭でできるものをランダムに書かせて頂いています。
・・・と、言いますのも、子どもによって敏感期の現れ方にも差がありますし、モンテッソーリ教育をご存知ない方でも、「一緒に遊ぶ」中で、何かお子さんの成長を援助できることをしてみたいな、と思っている方に、拾い読みをして頂ければ嬉しいな、と思っているからです。
毎日の子育ての中で、「これをやれば、こうなるはず」という方程式は存在しない!と思うので、一緒にああかな?こうかな?と考えて行きたいのです。
☆におい当てクイズ
<嗅覚のはなし>
さて、本題です。ひとくちに「嗅覚」と言って、どんなことを想像されますか?
「におい」は、人間の持つ感覚器の中で、もっとも本能に近いと言われています。感覚器つまり鼻から感じて、本能をつかさどる脳の一部分へと情報を送ります。
例えば、食品が腐ってないかな?という時、まず鼻に近づけるでしょう。それは食べて危険がないか確認しているのです。
また血液のにおいなどに敏感なのもそのためです。
「嗅覚」はこのように本能に結びついているため、赤ちゃんでもかなり成長した状態で生まれてきます。こんな興味深い話があります。
生まれて5日くらいの赤ちゃんの両サイドに、お母さんの母乳を含ませたパッドと他人のパッドを置くと、お母さんの方に反応するという観察がありま す。この結果は、生後1ヶ月の赤ちゃんになると、さらに精度が高くなるのだそうです。(「香りの謎」・鳥居鎮夫著・フレグランスジャーナル社)
またお母さんの方でも、赤ちゃんのうなじのにおいを察知すると、母乳の出がよくなるという反応が見られるそうです。
子どもを観察して、なにかと「においを嗅いでいるな」と感じたら、ぜひ嗅覚をもっともっと鍛えて、感覚を豊かにしていきましょう!
<におい当てクイズ>
モンテッソーリ教育の教具に「嗅覚筒」というものが配置されています。
これを家でできないかな?というのが、今日のおもちゃです。
①紙コップを6個用意して、底に竹串で穴を開けます。
②においのする物(乾燥してにおいのわかりやすい食品など)を、2個ずつ3種類入れます。
③ラップでフタをしたら、輪ゴムで止めます。同じものを分けて、2つのグループができるように色や輪ゴムで区別します。
④2つのグループに分けたら、コップを逆さにします。
⑤1つ目のグループからコップを1つ取り、においをかぎます。
「同じにおいを探しましょうね」と声をかけて、2つ目のグループから1つずつコップをとって、比較するコップをにおいを嗅ぎ比べます。
⑥同じものがあったら、ペアにしておきます。
⑦3種のペアができたら、紙コップを返して中身を確認します。
「全部、同じになったね!」「もう一度やってみる?」と声をかけて今度は子どもにやらせてみましょう。
⑧においの種類は増やすことができるので、上手に嗅ぎ分けられたら、複雑にしていきましょう。
※中身のおすすめ⇒インスタントコーヒー、乾燥バジル、紅茶バッグ、ハーブ(ポプリ)、ドライフルーツなど。
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子ども達をよく観察すると、本当に「におい」に関しては特に敏感だな、と思うことがよくあります。
同じ帽子が姉妹の「どっちのかな~?」、においで分ける。
「ただいま~、今日のごはんは○○だね。」見てないのに100%当たり!
ボトルは同じなのに、違う種類に詰め替えると「シャンプー変わったね。」
手のにおいを嗅いで、「ちょっと汚れていそうだな~」汚れてるってば!
抱きついてきて、「ママのにおい!」キャンプから帰宅後などは毎回のこと。
ぜひぜひ、今週も、誰かの、ちょっとの、お役に立てますように。
*オマケ*
暑い時には、ペパーミントやローズマリーなど、すっきりする香りを上手に生活に取り入れましょう。暑さでぼーっとしている時、頭に体に清涼感をもたらしてくれます。
精油を使う場合は必ず書いてある通りに薄めて、お部屋に香らせたり、おしぼりにたらして冷蔵庫で冷やしたりするのがおすすめです。疲れているなら、お湯の張ったボールにたらして、手足をつけるのも気持ちが良いですよ。
夏バテしないように頑張りましょう!
さくら
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