2021年8月12日木曜日

「いらなくなった炊飯器が、パズルになっちゃった?」

 こんにちは、さくらです。

先日、我が家では半分壊れてしまった炊飯器を買い換えました。そして古い方の炊飯器を袋に入れて、キッチンの床に置いておきました。すると、次女(小学3年生)が目ざとく見つけ、

「ママ、これちょっと触ってみてもいい?」・・・「どうぞどうぞ」

何だか、面白そうだなと感じた私は、さりげなく様子を観察することに。

はじめは開けたり、閉めたり、内釜を出したり、物を入れて混ぜる真似をしたり。

その内に、取れそうな部分をガタガタいわせたり、ひっぱったりし始めました。しばらく、やってみてから、

「ママ、これって外せるの?」・・・「うん、見本見せようか?」

そこで、一つ一つの部品をていねいに外して、また元の通り組み立てて見せました。取れる部分は内釜、内蓋、外蓋、蒸気口の2パーツ。そして巻き取り式のコードは外せませんが、引っ張ると巻き取ってくれます。

「いらなくなった炊飯器が、パズルになっちゃった?」 コドモンテ モンテッソーリ 食育 子育て

簡単なようですが、家電はちょっとの差でも、はまらないように出来ているもので、向きや天地が違うと最後の蓋が絶対に閉まりません。

さて、見本を集中して見ていた次女、「ふうん、面白いね。」と言いながらも、目は輝いています。お、いたずら心に火がついたかな?

よし。よし。

それから、しばらくして「やったあ、できたよ!」その声を聞いて、見に行った時には、もう次の回に向けて分解中。繰り返す間に小学5年の長女まで参戦。

「いらなくなった炊飯器が、パズルになっちゃった?」 コドモンテ モンテッソーリ 食育 子育て

敏感期はとうに過ぎた子ども達ですが、まだまだ感覚に訴えるものが身近にあるのだな、と感心してしまいました。

しばらく集中してやっていたので、他の用事を済ませてキッチンに戻ってみると、次女からの手紙が旧炊飯器の上に置いてありました。

「ママへ、このすいはん器、もう一回あそぶから、すてないでね。」

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「だめだめを言わない」という、文章をyasukoさんが書いて下さっていましたが、小学生になると、もう今さら「だめだめ」と言うような場面には、あまり遭遇しません。

代わりに増えるのが(私だけでしょうか?)、「早く早く」と「~~やった?」

帰宅時間が遅くなるのに、好きなお稽古もあり、宿題やテスト、調べ物、夕飯にお風呂、本も読みたいし、しかも親は早く寝かせたい。

どうしても平日の夕方からの時間は、急がせることが多くなってしまいます。この炊飯器の時は、ちょうど金曜日の夕方で、子ども達がのんびりと過ごしていた時間でした。

家をぶらぶらしていて、発見する「興味深いこと」を、やってみて没頭できる余裕があること、子どもが時間をどう過ごすかというのは、本当に大切だなと感じてしまいました。

もちろん、この背景には「親の気持ちにも、余裕があること」が基本になっているのですよね。

日々、反省、まだまだ勉強中です。

さて梅雨の間、外に出られない子どもと楽しく遊ぶ、そんなアイディアを、また次回ご紹介していきたいと思います。

さくら

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